2023年

  Bunkamura Gallery 8/ オープニング記念 シェイプ!

 

   開催日:2023.8.3(木) - 8.15(火)

   会  場:Bunkamura Gallery 8/ 

   住  所:渋谷ヒカリエ8F

      P:Bunkamura Gallery 8/ オープニング記念 シェイプ! | Bunkamura

         ARTIST木原 幸志郎、小林 椋、Jono Mizobuchi、滝本 優美、中小路 萌美、三上 俊希

 

         アートがアートたらしめる所以は、

         言葉だけでは表しきれない感覚的な部分が色や形、

         様々な“かたち”で表象されることによるのではないでしょうか。

         それらを探求しつづける6名の作家たちが

         物事の機微に触れ、創り上げた作品は

         我々の想像力をかき立てられる不思議な魅力を纏っています。

 

         今展ではこれまでのBunkamura Galleryでは

         ご紹介する機会があまり無かった抽象芸術にフォーカスし、

         平面、立体織り交ぜ、素材や技法もさまざまに創造する若手作家が揃います。

 

         是非その刺激的な“かたち”をご覧ください。


2023年

  ととのう温泉美術館

 

   開催日:2023.1.21 (土) - 2.19 (日)

   時 間:11:00 - 17:00(最終受付16:30)

   休館日:火・水・木曜日

 

   会 場:ホテル明山荘、三谷温泉ひがきホテル、松風園、ホテル三河海陽閣、平野屋

   住 所:愛知県蒲郡市三谷町周辺

   H   P:http://miyaonsen.com/


2022年  

  3331 ART FAIR 2022

  

   会  場:3331 Arts Chiyoda

   場  所:〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田 3331

   会  期:2022.10.29(土)、30(日)[プレビュー:10月28日(金)*ご招待者様のみ]

   時  間:10月29日(土) 12:00-20:00

          30日(日)12:00-18:30

       [プレビュー]10月28日(金)15:00-20:00 (ご招待者様のみ)   

 


2021年  

  「innerspace」三上 俊希 個展

  

   会  場:Gallery noivoi

   場  所:〒468-0062 愛知県名古屋市天白区弥生が岡107−1

   会  期:2021年7月13日(火)〜7月25日(日)

   時  間:11:00~18:00

             休  廊:7月19日(月)

   



 2019年

  「呼吸する身体」個展 

  

   開催日時:2019年9月17日(火)~10月11日(金) 

   会  場:MARUEIDO JAPAN

   住  所:〒107-0052  東京都港区赤坂2-23-1 アークヒルズフロントタワー 1F   

   営業時間:11:00 - 18:00

   休  廊  日:日曜日 月曜日 祝日

 

   撮影:加藤健

三上俊希―不随意の運動のレッスン

塩田純一(美術評論家)

 

現代美術の領域でバルーンを表現の媒体として用いる作家は決して少なくない。古くは具体の作家たちやアンディ・ウォーホル、風倉匠などから、近年イギリスで活動するマーティン・クリードまで、いずれも忘れがたい作品を遺している。

 空気を吹き込むことで空間を埋めつくすまでに膨れ上がる風船=バルーン。あるいは、上記クリードのように、ひとつひとつは小さな風船だが、それらを集積し、密集させ、その中に観客が入り込むことで予想外の効果が生まれるという作品もある。即興性、身体性、環境的な要素の強い作品が軽やかにアートの枠を押し広げてきたといっても過言ではない。

 三上俊希もまたバルーンを主要なメディウムとする作家である。彼の場合、特徴的なのは送風機で膨らませたバルーンをそのままの状態に保つことなく、一旦膨らませたものを何秒間かの後、今度は空気を抜いて凋ませるという点にある。あたかも、生命体が呼吸するように、三上のバルーンは膨張と圧縮を繰り返し、まるで生きているように変化の相を現出するのである。(事実、彼はいくつもの作品に《呼吸》というタイトルを与えている。)しかも、その運動は一定の時間を置いて反復されるものの、実際の動きはいかにもたどたどしく、ぎこちなく、ときにユーモラスである。規則的ではあるものの機械的な制御された動きとは大きく異なっていて、人間の意志に関係なく動いてしまう筋肉を指す「不随意筋」という言葉をつい連想してしまう。

 無論、技術的な精度を上げ、素材の研究を進めることで、動きや作品の見え方も以前より自然なものになってきたようだ。アルドゥイーノという制御基盤を使用し、バルーンの素材をエナメル生地からポリ塩化ビニールに替えたというのはその一例だ。今回の個展で発表予定の作品写真を見ても、フォルムの造形、色彩のコンビネーション、空間と作品のバランスなどの点で長足の進歩が認められる。

しかし、作家はそうした美学的な完成を目指しているわけではなく、力点はむしろ有機的な生命の脈動の表出にこそ置かれている。それは科学的な知の探求というわけではなく、想像力の領域に属するものだ。私たちの身体を形づくる細胞。その生成と死と再生といったミクロのレベルの現象を、多数の赤いバルーンの連鎖や、グリーンの紡錘形の基体から突き出た無数の黄色い突起の運動によって、三上は可視化しようとしている。それらがどれほど奇妙な運動を呈するものか見てみたいものである。

同時に展示される立体作品や絵画も含め、三上の試みは生命体についての独自な形象化のレッスンというべきものである。それは予想外の不随意な運動や新しい発見を伴うものかもしれない。付き合ってみる価値はあるようである。


 2018年

  「織り目の在りか」グループ展示

   

   会  場:墨会館  愛知県一宮市内の5会場(オリナス一宮、墨会館、旧林家住宅、一宮市役所本庁舎、i-ビル)

   開催日時:2018年1月20日(土)~2月12日(月)

   開館時間:10:00~17:00

   休  館  日:毎週月曜日休館(2月12日[月・祝]は開館)

   主  催:あいちトリエンナーレ地域展開事業実行委員会事務局、一宮市教育委員会

 


 2016年

  「呼吸する空間」個展 

  

   開催日時:2016年4月30日(土)~5月15日(月) 

   会  場:サテライトギャラリー

   住  所:〒107-0052  名古屋市中区錦3-21-18 中央広小路ビル3階  

   営業時間:12:00 - 19:00(最終日16:00まで)

   休  廊  日:月曜日

 

  【ギャラリートーク】 三上俊希×土屋公雄  2016年5月11日(水)18時00分~ 19時00分